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倶楽部報(2020年春号)

いんたーNET

山﨑  錬(平成25年卒 慶應高 JXTGエネルギー勤務)

2020年04月10日

私は平成25年に塾を卒業しました。その後、JX日鉱日石エネルギー(現JXTGエネルギー、令和2年6月にENEOSに社名変更予定)に入社。JX-ENEOS野球部の一員として都市対抗優勝を目指し、現在も大好きな野球に携われています。私達の代は、現在助監督を務めている竹内大助や、中日ドラゴンズにドラフト1位で入団した福谷浩司を擁する投手陣の他、後に社会人野球の道に進む選手も多く(三菱自動車岡崎に仲井洋平、日本生命に福富裕と阿加多直樹、トヨタ自動車に辰巳智大、四国銀行に山中大地)、リーグ戦優勝を多くの方にご期待頂いていたと思います。塾野球部での日々を振り返ると、2年生と3年生の春のシーズンではリーグ戦優勝を経験することが出来ましたが、私達が4年生になり、優勝を期待して頂いていた春秋のシーズンでは、ともに3位という結果に終わりました。自分達の代での優勝を逃した年代の方々には共感頂けるかと思いますが、私は大学時代のことを思い出すと、今でも悔しい気持ちが込み上げてきます。2学年上で主将を務められた湯本達司さんや、1学年上で主将を務められた伊藤隼太さんのように、自分が主将として、チームを優勝に導けなかったことに強く責任を感じており、その当時の悔しさが、今の仕事への原動力になっているように感じます。

そんな私が、社会人野球をしている上で心掛けていることがあります。それは、「今この瞬間」を大切にするということです。日頃生きていると、『この前はこうだったから次はこうしていこう』と過去と未来に思考が偏りがちですが、私は「今」の自分の気持ちを敏感にキャッチしたいと思っています。『楽しい・面白い・勝ちたい』といったポジティブな言葉、『モヤモヤする・悔しい・辛い』などの感情を素直にキャッチしていくことで、自分が何に興味や関心があるのかなど、自己理解が深まると考えているからです。また、野球では正しい練習を数多く行うことが上手くなる一番の近道です。その為には「今」出来るベストを尽くすことが重要です。そういった背景から、私は「今この瞬間」を大切にすることを日々、心掛けています。私が所属しているJX-ENEOS野球部は、4年連続都市対抗予選敗退という苦しい状況の中にあります。野球部の歴史上、4年間都市対抗に出場していないのは初めてのことで、私の野球人生においても、一番の挫折だと感じています。そんなチームの危機を救う為に、前慶應義塾大学野球部監督の大久保秀昭さんがJX-ENEOSの監督に復帰して下さることになりました。選手、スタッフ合わせて39名(塾出身者は大久保秀昭監督、山口尚記マネージャー、松本大希外野手と私の4名)で5年振りの都市対抗出場、そして都市対抗優勝を目指しています。私は、大久保監督がJX-ENEOSで監督をされていた時に『一緒に野球をしよう』と声をかけて頂き、入社しました。そして1年目から都市対抗優勝を経験させて頂きました。私は自分自身が野球を学びたいと思って入社した監督のもとで、再びプレーすることが出来ることに感謝し、都市対抗優勝という素晴らしい景色を観る為に、「今」を全力で生きたいと思っています。

「人の心を動かす」。これが出来る人や物の価値が高まっている現代において、野球というスポーツの価値は、今まで以上に大きなものとなっています。そんな時代に、塾の野球部に所属する皆様には、野球を通して、1人でも多くの方の心を動かして貰えればと思います。また、コロナウイルスにより、世界中で多くの方が命を落としております。経済は打撃を受け、様々イベントも思うように開催する事が出来ていません。社会人野球や、六大学野球も例外ではありません。こんな時こそ、今出来ることに目を向けて、準備と対策を怠らずに生活しましょう。OBとして、今年も塾野球部の活躍を楽しみにしております。御一読頂き、ありがとうございました。

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