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倶楽部報(2022年秋号)

夏季北海道キャンプ便り

学生スタッフ 松永 幸哉 (理工学部 新潟高)

2022年09月16日

学生スタッフ 松永 幸哉

学生スタッフを務めております、4年の松永幸哉と申します。
今回の北海道夏季キャンプを含め、三田倶楽部の皆様には平素より多大なるご支援とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

5季ぶりに従来の勝ち点制のレギュレーションに戻った春季リーグ戦では、対立教・法政・明治の3カードで第3戦までもつれ、リーグ戦を戦い抜く体力や気力の重要性を思い知らされました。そこでこの夏は例年以上に投げ込み・打ち込み・走り込みを徹底的に行い、心身の強化に努めてまいりました。また、春の天王山となった明治戦では守備のミスが連鎖し、勝ち点を落としてしまいました。そこで「とれるアウトを確実にとる」というテーマを持ち、キャッチボール・ボール回しを重点的に行いました。

さて、今回の北海道夏季キャンプは、8月2日から7日までを幕別町、移動日を挟み9日から14日までを旭川市で実施しました。どちらも街を挙げて温かく迎えてくださり、この上ない環境で何不自由なく野球に打ち込むことができました。

午前は守備練習を主としたチーム練習の時間に充てました。神宮球場でプレーを成功させるため、タイムを細かく測定し、ランナーをつけるなどの工夫をして、常に試合を想定した中で動きを確認しました。午後は打撃練習を主とした個々の課題に向き合う時間に充てました。北海道の涼しい気候も味方し、とても密度の濃い練習となりました。春から一段とレベルアップした私たちの姿を楽しみにしていただけたらと思います。

オープン戦は地元北海道の大学を中心に6試合行い、5勝1敗と勝ち越すことができ、秋季リーグ戦に向けて弾みをつけることができました。試合では「本当に必要な声とは何か」ということを今一度考えなおし、無駄な声をなくし、より勝利に近づくための声を出していくことをチームとして徹底しました。この取り組みを始めてから、How to do(どのようにやるか)ではなく、How to win(どのようにして勝つか)を考える意識がチームに芽生えたと私は感じております。

3年ぶりの行動制限のない夏ということで、今回のキャンプでは練習や試合の他に、野球教室や講演会といった様々な活動を行うことができました。このキャンプを通じて多くの方々と交流を深めることができ、グラウンドの内外問わずとても有意義な時間を過ごすことができました。また、球場に駆けつけてくださった三田俱楽部員の方々から激励の言葉をいただき、身の引き締まる思いでおります。

日吉に戻ってからはオープン戦を重ね、秋季リーグ戦に向けて実践感覚を養ってまいりました。春季リーグ戦ではリーグ3連覇を逃し苦汁を嘗める結果となりましたが、「挑越~do the right thing~」のチームスローガンを胸に、秋季リーグ戦こそは必ず天皇杯を奪還します。

最後になりますが、今後も野球部への変わらぬご支援とご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

北海道キャンプに参加した選手たち(旭川)
北海道キャンプに参加した選手たち(旭川)

北海道キャンプに参加した選手たち(幕別)
北海道キャンプに参加した選手たち(幕別)

主将として北海道キャンプを成功に導いた下山悠介
主将として北海道キャンプを成功に導いた下山悠介

副将としてキャンプを盛り上げる文元洸成
副将としてキャンプを盛り上げる文元洸成

旭川大戦で本塁打を放った本間颯太朗
旭川大戦で本塁打を放った本間颯太朗

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